経営者インタービューで、
女優の杉田かおるさんと対談させていただきました。
テーマ:戦略的な情報の露出で飲食店を繁盛に導く!
- 杉田
広告・パンフレット・POP・ホームページなどの企画制作をされているH.B.S企画さん。マーケティング全般に広く携わっていらっしゃる、と考えてよろしいのでしょうか。 - 川澤
そうですね。業種としては基本的に飲食業界。おいしいものを提供する飲食店と、おいしいものを食べたいお客様を確実につなげることがミッションの広告会社です。 - 杉田
私は2015年に、米焼酎「呑杉田」をプロデュースし、ネットだけの販売で4000本が完売しました。最初は不安でしたが、X(旧ツイッター)を始めたら口コミで広がってくれたようですよ。
- 川澤
X(旧ツイッター)やフェイスブックなどのSNSは、飲食店の集客でもすでに大きな武器ですね。
実は大手グルメポータルサイトに広告を出しても、有名店はお客様に見てもらえますが、そうでなければ、お店のページにたどり着いてもらえることすらまれなんです。
そんな中小のお店でもネットで認知してもらうには、どうすればいいか。
逆転の発想をするしかありません。 - 杉田
逆転と言うと、具体的にはどのような発想ですか? - 川澤
ポータルサイトに出稿するのではなく、ブログ、SNS、ホームベージなど、とにかくネット上のあらゆる場所に情報を露出するんです。
お客様はお店の情報を何度も目にしているうちに、必ず親近感を抱いて立ち寄ってくださるようになります。 - 杉田
でも、お店の方は料理をつくったり接客したりするのに忙しく、ネットに書き込んでいる暇がないのが現実では? - 川澤
おっしゃる通りですね。ですから当社の場台、毎月1度はミーティングをしてお店のアビールポイントを教えていただき、戦略を練ったうえで様々な媒体に掲載していきます。
「今の季節は、熱々のおでんと焼酎がおすすめ」といったお店がブッシュしたい点をお聞きし、さらに、おでんに合う焼酎の銘柄や飲み方などもお店に取材をしたうえで、私どもが文章にして書き込んでいくイメージです。 - 杉田
そうすれば、お店の経営者は集客に労力を取られることなく、ご自身のフィールドである料理や接客に専念できますね!
- 杉田
私はインターネットが広まった時、個人で情報を発信できる時代はチャンスだと思って、いち早くホームページを開設したんですよ。 - 川澤
今はホームページだけでなく、ブログ、X(旧ツイッター)、フェイスブックなど情報を出す場所がたくさんあります。
お客様から見れば情報の受け取り口がたくさんあるということで、これがあればあるほど、必ずどこからかお店のサイトにたどり着いてくれるものなんです。 - 杉田
瞬間的に結果が出なくても、人とのつながりがあれば後で効果が現れることもありますしね。
私の場合、子役時代に新人ディレクターだった人が今は監督になっていて、「また杉田さんとやりたい」と声をかけてくれることがよくあります。
- 川澤
ネットに限らず、人との出会いに感謝をする気持ちは大切ですよね。
一度でも仕事をくれたお客様というのは、少なくとも一度は私を信用してくださったということ。
事情があって縁遠くなったとしても、「あの時の仕事がよかったから、また頼む」とご連絡をいただくことはしょっちゅうですよ。 - 杉田
川澤代表が、最初にお客様と良好な関係を築けたからこそなのでしょう。
これからも川澤代表ならではのぶれない方針で、たくさんの飲食店を繁盛に導いてほしいと思います。 - 川澤
ありがとうございます。
現在、神戸周辺の夜景を紹介する「神戸夜景Navi メインストリート」、釣り場紹介サイト「釣り場Navi」、夕日スポットを網羅した「サンセットNavi」といったwebサイトを運営し、そこでおすすめの飲食店の情報を掲載して「デートの後食事した「釣りの後飲める店は」といった、ユーザーの検索二ーズにお応えしています。
以前から飲食業界の広告のあり方には疑問を感じていたので、今後は飲食業に向けたサービスのクオリティーを上げ、飲食の広告業界を変えていきたいですね。
「仕事を楽しむ」とは
何でもとことんやること。
そうすれば物事の奥深さを知り得て、工夫する考えやプロセスから新しい気付きも生まれ、より洗練させていくべきことが見えてきます。(川澤 始)